コシナ製21mmレンズについて

はじめに
写真用レンズの多くは高価であり、おいそれと手の出るものではありません。
しかしながら長野県に本拠地を持つ(株)コシナ製のレンズは驚くほど安く
また種類も豊富です。今回はその中でも20mmf3.8のレンズを
取り上げてみたいと思います。

使用機材
COSINA 20mmf3.8(Y/C マウント)
CONTAX 159MM
KONICA R−100
スリック 700DX

撮影方法
被写体(この場合は橋の欄干)との距離をフィルム面より約0.5mに取り
絞りを変化させて撮影した。

外観
最短撮影距離は約0.2m、距離環にはメートル表記とフィート表記が
緑と白で示されています。使用したのはMF用のためヘリコイドには
適度な重みがあります。絞りはF3.8−F22まであり、それぞれにクリック
ストップが設けられています。距離環の周りにゴムが巻かれており
一寸安っぽいという感じがします。

結果
それぞれの写真左下にそのときの絞り値を示してあります。(みづらいです)


撮影結果
広角系レンズにつきものの周辺光量の減少は可成り多く実質f8まで絞り込まないと
きえません。絞り開放であるf3.8では周辺の画像が流れ、また色の濁りもあります。
画像の縁に赤い色収差(軸上色収差?)のようなものが見え画像全体が一寸赤く見えるような
気さえしました。歪曲収差は糸巻き型であり気になります。
最高の画質が得られるのはf11でありf22まで絞り込むと一寸あまくなります。

まとめ
実売価格 1万1千円で手に入るこのレンズは開放からシャープなレンズでは
ありません。むしろ特別な目的意識を持っていない限り開放で使うのは
さけた方がよいとさえ思えます。しかしながら最短撮影距離が0.2mと
言うのは特筆すべきであり、(キャノンのEF20mmF2.8は0.25m
、distagon21mmF2.8は0.22m)とにかく広角が欲しいという方には
おすすめです。広角レンズは多くのばあい絞り込んで使うものであり、
また周辺光量の減少もcos4乗則により避け得られないのですから
一度試してみてはいかがでしょうか?

追記
絞りによってマゼンタがかっていたりしますがこれは
スキャナー精度が低いせいと思われます。申し訳ない。