ミノルタ純正レンズと他社製交換レンズの比較について

はじめに

一眼レフの一番の長所は様々な焦点距離のレンズが使えることにあります。
自分の使いたい画角を選びながら撮影することはとても面白いものです。
さてレンズについてもズームレンズあり、単焦点あり、Fの明るいのから
暗いのまで、もしくは値段について、いろいろな観点から比べることができます。
今回、鈴木氏の協力により、ミノルタ製85mmF1.4およびシグマ社製28〜70F2.8
について比較してみました。はたして、単焦点レンズはどこが良いのか、また
ズームレンズはどこまで写るのか?考えてみたいと思います。

使用機材
ミノルタ α−507si、ミノルタ製85mmF1.4G
シグマ社製28〜70F2.8(70mmにて使用)
コダック T400CN(ISO400にて使用)
スリック 700DX

撮影方法
晴天の日に、自然光順光において
被写体との距離を1.5mおよび4mに取り
絞りを変化させて撮影した。
(1.5mはバストアップ、4mは全身撮影を想定した。)

結果

−撮影距離1.5m−(左がミノルタ純正、右がシグマ社製です)
F1.4

F2.8

F4.0

F5.6

F8.0

F16

撮影距離 4m(中央黄色部分を強拡大したものを提示します。全体としてみると半切大に相当します)

F1.4(ただしシグマ社製はF2.8)

F5.6

F16

撮影結果
純正は開放からきれいな映像を得ることができます。絞っても被写界深度が
変わるだけで、描写についてはほとんど変わりません。
見た感じですが最高の画質が得られるのはF4程度に絞ったときの様です。
F5.6以降で一寸落ち始めるような気がします。開放ではほんとに若干のフレアがあります。
(また開放では口径食が発生していますがこれはどんなレンズでも発生します。)
シグマ社製(以下S製)に比べてかなりトーンが滑らかです。立体感は特筆ものです。
これだけでも使う価値があります。ぼけは可成りきれいです。これだけ煩雑な
バックであるにもかかわらず汚い2線ぼけは認めることはできませんでした。

S製は開放では円周方向に像が流れます。4m強拡大を見て貰えれば分かりますが
可成りフレアがでています。開放ではこの像の流れと、フレアのため汚いものになってしまいました。
F4に絞るとフレアが減少し、F5.6で像の流れが消えます。原因は不明です。
最良画像はF8の様です。トーンは固めに見えます。内面反射のせいか、シャドウが
浮いて見えました。

まとめ
シグマ社製については可成り酷いことを書いてしまいました。がこれは比較して見ると
こうである、ということです。あなたがもしサービスサイズにおいて写真を楽しむのであれば
どちらを使っても良いように思えます。むしろ実売価格の非常に安いシグマ社製の方が
よっぽど良いかもしれません。
85mmF1.4を開放で使いたい、という方はしっかりとした三脚を使わない限り
その画質を生かすことは出来ないと考えた方が良いと思います。被写界深度が浅いからです。 

最後に
カメラ及びレンズを快く貸してくれた鈴木氏に感謝します。