序論

レンジファインダーカメラにはライカ製を筆頭に良いレンズがたくさんあります。97年には限定発売ながらコニカ製ヘキサーレンズや
リコー製GRレンズが発売され評判になりました。また安さからいってロシア製(?)レンズにも面白いものがたくさんあります。
今回はその中からコニカ製ヘキサーレンズとロシアのjupiter12(35mm f2.8)を比べてみる事にしました。
機材として ヘキサーはコニカヘキサーをそのまま使いました。こちらは最高シャッター速度が1/250秒のため昼間の撮影には苦労しました。
jupiter12はCanon Pを使いました。レンズ後端がかなり突き出ているため、良い写りを期待させました。
露出値に付いては入射光式露出計の値を読み取り、それをマニュアルにて設定しました。(Pは元々マニュアルですが)
フィルムはコニカクロームR−100です。ディスプレイは75線ですので違いがわかりにくいかもしれません。

f2.8

f4

f5.6

f8

f11

f16

f22

どの絞り値においても解像度、コントラスト、色の乗りすべてにおいてヘキサーの方が勝っています。
jupiterはf11のときを除いて−0.5EV程度した方が良い結果が得られそうです。またこの写真では
分かりませんがjupiterには糸巻き型の歪曲収差があります。以外と気になります。次に参考として
逆光時の写真を掲示します。

若干それぞれの光の入射角度が違いますが、ヘキサーの方は少しのフレアーしか出ていないのに対し、
jupiterは絞りの形をした、ゴーストイメージが出てしまっています。それぞれのレンズコーティング技術の差が
如実に反映されているといっていいと思います。

結論

普通に考えると残念ながらjupiter12は好き好んで買うレンズではないと思います。ただし、マニアの方々は
それらを知った上で買われるはずですし、また、それを作画にも生かすでしょう。申し訳ないですが初級者の方には
とてもすすめられません。(操作性にしてもjupiterは絞りの位置が非常にみえづらい、いじりづらい場所ですので
たいへんです)一言だけ付け加えるならばロシア製レンズには非常に固体差というものがあるそうです。
もしかしたならば、良いものが在るのかもしれません。
(考えてみたら、初級者はL型レンズを買いませんね。)